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岡﨑 勲(おかざき いさお)ホームページへようこそ!

このホームページは、2012年6月にメジカルビュー社から「医師と患者のためのメタボ時代の新しい肝臓病」を出版し、またアメリカのがん専門雑誌Anti-Cancer Agents in Medical ChemistryからGuest Editorとしてコラゲナーゼ研究からのがん治療への現段階の開発状況と将来構想をまとめた1巻を出版した際に、皆様との交流の大切さを考え、このweb siteを立ち上げました。

東海大学を定年退職して10年が経過し、75歳となり、仕事の上でも大きな転機を迎えました。国際医療福祉大学で常勤勤務がこの4月から非常勤で特任教授として勤務しています。具体的には、木曜日に小田原キャンパスで公衆衛生学を看護学科、理学療法学科および作業療法学科で前期に講義し、後期には臨床医学概論を理学療法学科の必修科目として講義します。金曜日は山王病院で従来と同じく午前および午後に内科消化器外来を肝臓およびメタボを中心に診療しています。なお、医学書院からの教科書「標準公衆衛生・社会医学」は執筆者全員のご理解とご協力を得て、第2版第2増刷を3月末に出版し、内容を最新のものにすることができました。

過去6年間、月曜日から水曜日の3日間、那須塩原市にある国際医療福祉大学病院で人間ドックおよび肝臓外来を行ってきましたが、今年3月で終了し、現在月曜日に埼玉県桶川市にある埼玉県央病院内科消化器外来で診療しています。国際医療福祉大学病院で診療したNASH患者さんは少なくとも80例以上になり、外科鈴木 裕教授のご理解と院内の看護部、病理部、臨床検査部、食養管理課などのご協力でNASH教育入院を行い、外科の先生および放射線科部長山内栄五郎教授により肝生検を施行して頂き、30例にのぼりました。そこで、倫理委員会の承認を受け、NASHの患者さんのご協力を得て、北里大学メデイカルセンター内科 横森弘昭教授・同薬学部助教 安藤 航先生、東海大学医学部再生医療科学 稲垣 豊教授がたと共同研究をしました。その研究結果の原著(Yokomori H, et al. Spatiotemporal expression of matrix metalloproteinase-1 in progression of nonalcoholic steatohepatitis. J Mod Hum Pathol 1 (2): 11-20, 2016)を今年発表しました。今までMMP-1はラットの実験的肝線維化および肝硬変で改善に寄与する成績でしたが、ヒトの今回の研究結果で、かなり早期に星細胞に発現し、慢性化に関与し、さらに炎症が続くと肝前駆細胞に発現し、線維化を更に増強させ、癌化にも関与する可能性が示唆されました。

また、外来での治療経験を1冊の本としてまとめ、本年5月末の肝臓学会総会に「静かに迫りくる脂肪肝 NASHを識る」(メジカルビュー社刊、1-231頁)を展示販売しました。この本を書くに当たり、肝線維化の総説について、織田正也先生と毎年開催し、昨年第9回となりましたIUHW国際肝臓セミナー(山王病院)で勉強したことが大いに役立ちました。ご講演下さった国際的肝臓病学の研究者および国内の教授の先生方に御礼申し上げます。

今年4月から、山王病院患者さまの森様ご夫妻のご支援で、「尿でがん検診」の研究を、元東大教授 林 利彦先生、株式会社ニッピ バイオマトリックス研究所所長 服部俊治先生、次長楠畑 雅先生、多賀裕貴先生と始めることができました。山王病院外科部長 菊池 潔教授、奥田 誠教授、泌尿器科部長 中島 淳教授、内視鏡室長 太田 幹准教授と共同開発しています。人生最後の研究を展開しています。

75歳を過ぎ、健康面では何の異常もありませんが、日本の社会ではどう自分の今まで経験してきたことを社会に貢献できるか、制約も感じています。その中、共に活動下さる諸兄姉に心から感謝し、最後の仕事に臨んでおります。宜しくご支援をお願いします。

2016年8月 岡﨑  勲

コラムの写真
(右)イタリアの古都、Perugiaの風景画
1974年丸山勝也先生((独)国立病院機構久里浜医療センター名誉院長)とNatureに発表した肝コラゲナーゼの論文がイタリアで報道され、米国のMayo Clinicで治療を受けてイタリアに帰国した肝硬変の患者さんから慶應病院でコラゲナーゼの治療を受けたいという手紙がきました。私はまだ研究段階であることを返信しましたところ、肝硬変を治癒できるようにしてくださいとこの絵を送ってくれました。毎日この絵をみながら初心を忘れないようにしています。
(左、中央)350年前のJoan Baptistae 著肝臓病教科書
Scott L. Friedman 教授(New York 市立大学Moun Sinai 医学部)は、2006年3月に私の東海大学医学部教授定年退職記念会で講演してくださり、その時にお祝いとしてこの本を頂戴しました。Friedman 教授とは、長年肝線維化研究で交流があり、2001年6月に私が会長で開催した国際会議「肝硬変治療の新戦略」に参加され、会議の成果をAcademic Pressから出版した本の共編者です。同教授は2009年に米国肝臓病学会会長を勤め、また2011年に来日された時に山王病院で講演された。

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