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岡﨑 勲(おかざき いさお)ホームページ 日本語挨拶

このホームページは、2012年6月にメジカルビュー社から「医師と患者のためのメタボ時代の新しい肝臓病」を出版し、またアメリカのがん専門雑誌Anti-Cancer Agents in Medical ChemistryからGuest Editorとしてコラゲナーゼ研究からのがん治療への現段階の開発状況と将来構想をまとめた1巻を出版しました際に、皆様との交流の大切さを考え、このweb siteを立ち上げました。

東海大学を定年退職して12年が経過し、77歳となり、仕事の上でも大きな転機を迎えました。国際医療福祉大学で昨年から再び常勤勤務となり、火曜日から木曜日まで那須塩原市にある国際医療福祉大学病院消化器内科外来および予防医学センターで人間ドックに従事しています。そして毎週金曜日は山王病院で従来と同じく午前に内科消化器外来を肝臓およびメタボを中心に診療しています。

国際医療福祉大学病院で診療したNASH患者さんは少なくとも100例以上になり、外科鈴木 裕教授のご理解と院内の看護部、病理部、臨床検査部、食養管理課などのご協力でNASH教育入院を行い、外科の先生および放射線科部長山内栄五郎教授により肝生検を施行して頂き、40例にのぼりました。そこで、NASHについて患者さんのご協力を得て、倫理委員会の承認を受け、北里大学メデイカルセンター内科 横森弘昭教授・同薬学部助教 安藤 航先生、東海大学医学部再生医療科学 稲垣 豊教授がたと共同研究をし、その研究結果の原著(Yokomori H, et al. Spatiotemporal expression of matrix metalloproteinase-1 in progression of nonalcoholic steatohepatitis. J Mod Hum Pathol 1 (2): 11-20, 2016;Ando W, et al. Serum Matrix Metalloproteinase-1 Level Represents Disease Activity as Opposed to Fibrosis in Patients with Histologically Proven Nonalcoholic Steatohepatitis. Clinical Molecular and Hepatology 2017 Nov 20 (https://doi.org/10.3350/cmh.2017.0030). 1-16.を発表しました。

東海大学時代に手掛けて、文献と違う肺癌の感受性遺伝子について、定年後に環境の変化が疾患感受性遺伝子を変える (Oncology Reports, 2010)、世界の肺癌症例の4分の1は非喫煙者であり、その感受性遺伝子の中にmetabolic syndromeの感受性遺伝子がみられること(Anticancer Research, 2014) を発表しました。さらにこの8月に書きあげた総説で非喫煙者肺癌の感受性遺伝子、想定される環境たばこ煙などの発癌物質、metabolic syndromeとの関連から肺がん予防のヒントがあることをまとめ、今投稿するところです。

今までMMP-1はラットの実験的肝線維化および肝硬変で改善に寄与する成績でしたが、ヒトの今回の研究結果で、かなり早期に星細胞に発現し、慢性化に関与し、さらに炎症が続くと肝前駆細胞に発現し、線維化を更に増強させ、癌化にも関与する可能性が示唆されました。外来での治療経験を1冊の本としてまとめ、2016年5月末に開催された日本肝臓学会総会に合わせて「静かに迫りくる脂肪肝 NASHを識る」(メジカルビュー社刊、1-231頁)を展示販売しました。また、山王病院患者さまの森様ご夫妻のご支援で、人生最後の研究を展開しています。まだまだこれからも可能な限り診療と研究を続けます。宜しくご支援をお願いします。

2018年4月6日 山王病院にて                    岡﨑  勲

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